日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
最近、面白いと評判の作家さん、初めて読んでみた。
SFはあまり好きな分野ではないのだけど、これは面白いと思った。

太古の昔から、空に浮かんで存在し、波動を感知できる知的生命体。
ある飛行機事故がきっかけで、この生物が、人類の目に触れることになった。
こういう生物をリアルに考えてつくりあげるところがすごい。
この生物の面白いところは、人間が発する電波をキャッチし、人間について学び、言葉も理解できるものの、ただ1個の個体であるがゆえに、「集団」という概念がわからないところ。
この生物に、人間の集団=国家について説明したり、この生物が不本意にも分裂して集団になってしまった物語後半、集団としての意思の統一方法というものを真剣に教えるあたり、マジメに話していても、どこかバカバカしい雰囲気になるところが面白い。

老若男女が登場し、人間ドラマもなかなか華やか。
宮じいと呼ばれる、老人が、頭でっかちな知識ではなく、経験を経て身に着けた賢さを持っている、という漫画に出てくる長老のようで、いい存在感。

触ると刺されて飛び上がるほど痛い魚が、いる。
でもそれは、その魚たちがトゲを持っていることが悪いのではなく、触るほうが悪い。
宮じいが、触るなと教えているのに、わざわざ触る方が悪い。
だから、宮じいは手当てしてくれても絶対なぐさめない。
『やき、触られんと言うたろう。こっちがちょっかいを出さざったら、わざわざ魚のほうから刺しに来やせなあえ。』

面白いけど、文章や登場人物の会話が幼稚で、軽すぎて物足りない、という評もある。
ストーリーやセリフ回しが派手で、わざとらしさはあるが、それゆえに、映像化したら面白そう。
コメント
この記事へのコメント
最近、その前の「塩の街」とその後の「海の底」と3冊読んだ。ほんと、アニメとかにすごくしやすそうな感じでキャラが想像しやすいなぁって思いながら読んでた。あとがきに大人が読むライトノベルが書きたかったと書いてあるだけあって内容は若いけど軽く楽しめる系でこれはこれで良い。
2010/03/05(金) 23:59 | URL | くまぞう #-[ 編集]
「塩の街」「海の底」読んだんだー。私もそのうち・・・と思っているんだが。
キャラ設定とかアニメっぽいよね。
大人が読んでも楽しめる内容ではあると思う。
2010/03/07(日) 19:18 | URL | homamiya #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://homamiya.blog46.fc2.com/tb.php/69-11939866
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
装丁・デザインは鎌部善彦。 四国沖の上空、高度2万メートルで続けて起きた航空機事故。 2件目は自衛隊の演習機。 原因究明のため同じ空...
2009/09/01(火) 00:43:30 | 粋な提案
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。