日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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源氏物語には、タイトルだけが古い研究書に残っている「輝く日の宮」という帖がある、という。
「輝く日の宮」とは、光源氏の憧れの人にして、義理の母、父帝の后である、藤壺の女御のニックネームらしい。
この帖は、光源氏と藤壺の宮がはじめて結ばれる場面が描いてあったが、何らかの理由で欠損している、という意見が世の中にはあるらしく、著者は、この帖を読んだ一条天皇が内容が禁忌にふれるからと削除を命じたのでは?という。それを、偽作というか、こんな内容だったのでは?と想像してつくってみたのが、本作。

現代語版と、古語版の2つが収められている。

与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子につづいて源氏物語の現代語訳を刊行した著者によるものだけに、それっぽい内容になってるんだろうと思われる。私は原文も現代語訳もどれもまだ読んだことないのだが。

現代語版の出だしが、いい。

『もの悩ましい晩春のたそがれでした。』

生ぬるくて桜の花が白くぼうっと光っていて、心がざわざわするような、そんな夜の雰囲気が伝わる。

肝心の中身は、割と短くてさらーりと読んでしまったのであんまし印象に残らない。
いつか、源氏物語の現代語訳をどれか読んだら、また再読してみたい。



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