日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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漫画家・一条ゆかりのエッセイ本。

この人の漫画は、割と好きで何冊か持っているが、エッセイは初。
漫画のあとがきで、ざっくばらんで自分に正直な文章を読んで、そんな感じをイメージして買ってみたら、まさしくそんな感じだった。
話言葉で書かれた文章は、だらだら感があって読みにくい所もあるが、一条節とも言うべき、切れ味が楽しめて面白かった。

デビュー40周年を記念して、郷里を訪ねるテレビ番組の企画で、一条ゆかりは、自分の根っこにあったトラウマと、そこから生まれた欲望について、気付く。
それをテーマに1冊、一条節が続くのだが、彼女の根っこにあるのは
「自分を好きになりたい」
という想い。

自分を好きになり、認めるために、壮絶な努力をする。
漫画を書くのも、決して手を抜かない。
それは人に負けたくないからではなく、自分に負けないため、自分を認めて好きになるため。
こういう努力ができる人だからこそ、今日の成功があるのだな、と思わせられる力強いエッセイ。
普通の人は、自分を好きになりたいと思っても、そのためにここまで壮絶に努力できない。

『自分の人生を判定するのは他人じゃなくって自分。いつも言っているセリフだけど「自分を幸せにできるのは自分だけ、他人はその道具を貸してくれるだけ」って話です。』

女が嫌い、というくだりが面白かった。
女性の「私なんて・・・・・・」は、「そんなことない、可愛いよ」というフォローを期待した本心では褒めてほしいというリアクション。
それがうっとうしい!と著者は言う。

『でも正直者の私としては、「私なんて、デブだし」と言われれば「うん、うん」と肯定したくなるし、「ぐずだし」って言われたら「ほんとにぐずだねえ」と言いたくなるのよ。それを我慢するのは公卿です。しかも私、もっと余計なことまで言いたくなるのよ。「うん。あなた、見掛けはブスだけれども、性格はもっとブス」とか・・・・・。』

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