日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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異国暮らしの長い語り手の男性「私」と、様々な国籍の女性との出会いや交流を描いた六つの短編。

「私」の名前は出てこず、全編を通して同じ人物かどうかも語られないが、どことなく受け身で、醒めてはいるが見知らぬ人とそつなく知り合いになる無邪気さも有るというキャラクターは同じ。

各女性の外見・雰囲気・性格が編ごとに様々。
「私」との静かなやりとりを、品のよい骨董品を丁寧にさわるように一文字一文字をゆっくり読みたい。

終わり方はどれも曖昧で最初は中途半端で物足りないが、次第にその余韻もまたよしか?と思えてくる。

終わり方が特に印象的なのは、表題作「ゼラニウム」。
階段の薄暗い一角に置かれた真っ赤なゼラニウムが、老婦人の唇へつながり、鮮やか赤が頭に残って終わる。
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