日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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イラストレーターこぐれひでこさんの料理エッセイ。
いつかどこかで食べた味とか、ぼんやり頭に浮かぶいま食べたい味を、実験のように「あれを入れてみて」「これを入れてみて」と即座に再現してみるアグレッシブさが小気味よい。
料理のレシピは数行にまとまっていて、なんだか簡単にできそう、と思わせられるし、作ったあとにそれを食べた感想が実に素直においしそうに描かれていて、思わず「どれどれ私も!」と作る気になってしまう。
どれもこれも、時間もかからず、材料も身近で、その食べ物に出あった時のエピソードなども楽しい。

食べることが大好きな私には、読んでるだけでも幸せな1冊。

たとえば、トマトのファルシ。
作り方は簡単。
トマトの中身をスプーンでくりぬいてみじん切りにし、豚挽き肉と玉ねぎ・パセリのみじん切り、塩、こしょうとあわせて、中身が空いたトマトに詰め込んでグラタン皿に入れ(余った具はトマトの周りに敷く)オーブン180度で20分焼く。

この、あつあつトマトを初めて知り合いのフランス人宅で食べた著者の感想は、

『そのとき口から漏れたのは「セ・ボン(おいしい)」という言葉。熱を加えられたために生まれたトマトの深いコクと甘みを含んだ酸味が、トマトに詰め込まれた肉汁とからみあって、それまで経験したことのない深い味わい。フランス料理とはいえ、おなかに優しいさわやかな料理だったのである。』

これを読んで、即日、トマトを買いに走ってしまった。

気の抜けたような(いい意味で)淡い料理や野菜のイラストが、箸休め的に味わえるのも嬉しい。

著者が三度の食事をアップしているWeb日記。こちらも楽しい。
http://www.cafeglobe.com/travel/kogure/
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