日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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どうも、賛否両論がわかれる本らしい。
私は、面白かった。
生物の専門家が、生物と無生物を分ける定義が新しく示されるのを期待して読むと期待外れなようだ。
また、全く生物に興味がない人が何の苦もなく読み進められるほど簡単でもない。


内容のほとんどは高校の生物の教科書に載っていた内容だが、それを、情熱をこめて語られるのが楽しい。
高校の時、こんな風に「生物」を習っていたら、生徒達は、「生物」を面白いと思えただろう。
生き物の仕組みはすごい、と改めて思った。
発見した科学者たちの苦労話や努力やの人間味あるエピソードもあり、生物学者の研究生活ぶりがちらほら出てくるのも、まったく違う分野の世界を垣間見ることができて新鮮だった。

生物と、無生物は、どこで分かれるのか?
生物の定義とはなにか?

高校で習ったのは、「自己複製するもの」が生物、という定義。
この本でも、その定義は最初に出てくる。

その他に、著者が、生物の定義としてあげているのが、
・構成する分子が、つねに外から新しく供給され、入れ替わっている
・その中には、不可逆な時間が流れている
という2点。

2点目の方、著者の言葉で書くと、

『生物には時間がある。その内部には常に不可逆的な時間の流れがあり、その流れに沿って折りたたまれ、一度、折りたたんだら二度と解くことのできないものとして生物はある。生命とはどのようなものかと問われれば、そう答えることができる。』

とてもロマンチックな書き方。
この人の文章は、自然科学のふるまいにロマンを感じて理系に進んだころの気持ちを思い出させる。
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