日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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古本屋で購入。読んでビックリ・・・・。
こんなミステリーは初めて読んだ。

以下、ネタバレありです。

・魚鱗荘の惨劇
・偽証弁護士
・代理母消失
・離婚の後遺症
・不倫のツケ

という5つの短編集。夫婦そろって弁護士である主人公たちの、法廷ミステリーである。
著者も新聞記者を経て、弁護士資格を取得、法律事務所をひらいている本職の方らしく、証人喚問とか裁判劇とか、そのあたりはリアルな描写で面白い。

が、1編目の「魚鱗荘の惨劇」。
これだけは、ものすごく異色。

本の表題にもなっている作品で、背表紙には
「魚鱗荘という館で初夜を迎えた新郎が惨殺された。新婦は”犯人は庭のビーナス像である”と訴えるばかり」
というようなあらすじが紹介されている。

法廷シーンから始まり、新郎の元恋人の女性が被告人。証人として新郎の大学時代の友人が呼ばれ、尋問されているところである。

当然、
ほう、ビーナス像を使ったトリックですか。して真相はいかに?
という心境で読みすすめると、真相は実はそのまんまなのだ。
犯人は庭のビーナスの石像!!石像が飛んでいって新郎を押しつぶした。以上。おわり。

あまりの成り行きにあっけにとられたまま終わる。
ん?つぎの短編に続いてるの?と思うと、つぎの「偽証弁護士」は全く別の物語で、以降の短編では、いたって現実的な事件ばかり。

なんなんだ。この異色かつ理不尽なミステリーは。
でもかえって、面白かった。

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