日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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文:◎

夏目漱石の弟子、内田百のエッセイ、短編集。
私にとっては、初めての内田百。

この本を読む人は、巻末の解説にある、「イヤダカラ、イヤダ」という、内田百が芸術院会員の推薦を辞退したときにつかった言葉をまず読むことをおススメする。

○格別ノ御計ラヒ誠ニ難有御座イマス
○皆サンノ投票ニ依ル御選定ノ由ニテ特ニ忝ク存ジマス
サレドモ
○御辞退申シタイ
ナゼカ
○芸術院ト云フ会ニ這入ルノガイヤナノデス
ナゼイヤカ
○気ガ進マナイカラ
ナゼ気ガ進マナイカ
○イヤダカラ
右ノ範囲内ノ繰リ返シダケデオスマセ下サイ


なんなのでしょう、この簡潔なワガママさ!まじめなおかしさ!

エッセイも万事、こんな調子なのである。
ドライな文章で、次から次に招かれる偏屈でユニークな思考。
すごくバカバカしいことを、至極マジメに書いていたり。

1つ1つのエッセイは、特に何も起きずに突然終わったりして、最初は物足りなかったが、この表紙の絵のような、みょ~なおかしみがある。
旅先でだらりだらりと読むのがよいかもしれない。

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