日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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具体的にはそれほど陰惨な事件が起こるわけでもないのに、じわりと漂う不気味な雰囲気、嫌悪感。練られた文章が、読んでいるうちに、不気味さと嫌悪感をどんどん積み上げてくれる。ストーリー自体はそれほど面白いわけではないと思うが、この雰囲気はどうしたら出せるのだろう?

主人公・佐知子の、高校生の一人息子が失踪してしまう。
息子のガールフレンドやその父親も協力してくれるが、息子は見つからない。
離婚した精神科医の夫や、その後妻や娘、息子の担任教師、など登場人物は多く、人間関係は複雑。
それらの人物、一人一人がどことなく不気味で、何を考えているのかわからない。「他人の事は本当は決してわからない」というテーマが裏になるのだろうか?

読んでいる間は、夢中になってしまうが、読み終わると、何かが残るような感じでは、あまりない。

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