日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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"ウォッチメイカー"と名乗る連続殺人犯。
被害者の脇には、アンティークの時計が置かれ、被害者は自分の死に至るまでの時間を、その時計で思い知らされながら死んでいったと思われる。

なんか既視感を感じる、と思ったら、この本はリンカーン・ライムというニューヨーク市警の科学捜査顧問とその同僚たちの活躍を描いたシリーズ第7弾で、1作目の「ボーン・コレクター」を映画で見たことがあるのだった。

用心深い犯人が現場に残したわずかな手がかりを元に、ライム率いるプロフェッショナル集団が、緻密な捜査と推理で犯人を追い詰めてゆく過程はたまらなく面白い。犯人の冷酷無比な異常っぷりをこれだけ上手にかけるのもすごい。
それだけでなく、物語には、何度もどんでん返しがある。
そのくるりっと返る瞬間がまた見事。

今作でシリーズ初登場という、尋問のプロ、キャサリン・ダンスの登場やその仕事ぶりも鮮やかで快感。キネシクスの専門家という彼女は、証人や容疑者のボディランゲージや言葉遣いを観察し、分析する。それはカンというようなあやふやなものではなく、立派な科学で、彼女の説明を聞くと、自分にもできるんじゃないかと思えてしまうくらい、その観察や分析は論理的なのが面白い。

物語が感動するとか、深く心に残るという類の本でないので、再読はしないかもしれない。
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