日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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科学知識の単なる羅列ではなく、科学をフィクションとして楽しめる名作。

月で、宇宙服を来た死体が発見され、それは5万年前のものと判明。
人類に恐ろしく似た彼は、何者で、どこから来たのか?

今世紀最大の発見に世の中は騒然とし、軍と科学者たちは総力をあげてその謎に挑む。
生物学者は進化論、月理学者は月面を分析、言語学者は遺品の文字を解読、といった様々な調査結果から出てくる矛盾。それを解決するひらめき。あらゆる材料を集め、仮説をたて、検証する。読み手は科学者たちの貪欲な真実探求欲に同調してしまい、新たな事実やひらめきに興奮しながら読むのが楽しい。
人はいつでも謎をとかずにはいられない生き物らしい。

あらかたが明らかになったと思ったとき。
最初から提示されていた根本的な謎に、ラストで改めて与えられる解答。
そこへの筋道も、起承転結がハッキリしていて上手。解答の内容にも強いメッセージ性があって充実した読後感。

ほんのわずかしか登場しないコリエルというキャラがよい。ナイスなタフガイ、と読者に好感を持たせておいて、ある重要な役割をさらり与える。このキャラの使い方がニクい。

続編が出ているようなので、探してみたい。


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