日々の読書

日々、つれづれなるままに読んだ本の、感想おきば
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まるで老人のように覇気がなく、平和で穏やかに暮らす夫婦。
何の波乱もない二人の地味な生活。それでも互いに思いやり、地味な幸福が感じられる。
風流と言えば、言えなくもない、静かな生活が、だらだらと単調に描かれる。

夫の宗助はとにかく事なかれ主義で、弟の小六の学費について、親戚と話し合わなければならないのを、いつまでも放置しておいたりする。
弟は不甲斐ない兄に腹を立てる。

そこで宗助が、そんな小六を見て、自分も若い頃は血気盛んだったと思い返すシーンが印象的。
こういう気持ちは誰にでもある。
昔、言った事、考えた事が、いま思うと「あの頃は若かったなー」と懐かしく思うような時。
若い頃の自分が遠くて、その延長がいまの自分である事が、つながらないような。
切なさと、穏やかな満ち足りた感じが半々な。

しかし、この本、物語として面白いのか?と問われると・・・
単調で眠くなる。
結局最後まで何も起こらない。
途中、何度も挫折しそうになった。

だからこそ最後のセリフは、その後の波乱を予感させるようで無気味。
それを味わうためのひたすらの単調なのだろうか?

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